手でつくる仕事について
2020年7月12日㈰☁
現在、分散受講継続中のこども美術教室です。
1回につき生徒さん最大3名+講師2名の少人数で
作品を制作しています。
生徒さんはそれぞれ隔週でやってくるので、
毎回久しぶりな感覚です。
いろいろが無理なく、心配が少ないのが
今は一番なので、
これもいいかもしれません。
生徒さんひとりひとりの制作の様子を
じっくりみつめることもできます。
私たちのこども美術教室には
現在、年長さん~小学5年生までの生徒さんが
各学年1~2名ずつは在籍しているので、
それぞれの年齢のこどもさんがどのような絵を描くのか、
間近で触れることができます。
どのお子さんも、
絵を描くことや工作が大好きで、
自分から美術教室に行きたい!といって
通ってこられているようなので、
想像力が豊かだし、
美術制作を自分から楽しんでいることが伝わってきます!
もちろんアニメやゲーム、YouTubeなども好きみたいですが、
美術表現のおもしろさも満喫できるところがすてきなところ。
太古のむかしから続く、
手でつくる/描くことの魅力なのでしょうか(・・?
毎回、はっとさせられる瞬間があります。
そして、
美術教室という場の意味を深く考える機会となります。
学校においてもきっと同様なのだと思いますが、
大勢の中の一斉指導の限界を感じることが多いので、
なかなか難しいですが・・・、
このアナログすぎる手の仕事の意味や価値を
もっと自覚しなければと考えています。
デジタル社会の現代に在って、
本当に呆れてしまうくらい、
手と心と実際の材料とで表現するってことが、
どれくらい希少なことなのか。
これからますます
貴重になってくるのではないかと考えています。
美術表現を生業にするには
困難過ぎる時代ですが、
希少価値/文化的価値/美的価値/歴史的価値/精神的価値
すべてにおいて価値あることなのだとの、
強い認識をもって
継続していく努力を惜しんではいけないと
言い聞かせている今夜です。
とりあえず、
姫島灯台のスケッチに行ってみたいかな・・・
行動あるのみ。