描くこと、つくること。
2020年9月27日㈰☁ときどき☀・・・いや、☀ときどき☁
9月も終盤。
今週木曜日から10月です。
夏の初めから制作してきた
灯台の油彩画は完成しました。
9月26日が搬入/締め切りだった、
第29回けんしん美術展に出品するため、
24日㈭に自宅から→当日搬入をお願いする画材屋さんまで、
旦那に車で運んでもらいました。
20代の頃から出品している地元の美術展。
以前は、搬入当日の朝方まで描いていて、
油絵の具が乾かないまま出品・・・なんてこともありましたが、
ここ数年はそんなこともなくなって、
1週間前にはほぼ準備ができているといった具合です。
焦るのも、急ぐのも、40歳過ぎると禁物です(-_-;)
こけたりするし。
これまで仕事が忙しかったりその他諸々の理由で、
油彩画制作から離れていた時期もあったけれど、
時間をかけてじっくり描ける油彩画は、
私に合っていると今では思っています。
ただ、
こうやって締め切りのある美術展に出品したり、
展示したりするきっかけがないと、
悲しいかな制作はなかなか進まないもので・・・
毎年9月ごろに最低1点の油彩画ができあがる今のこのペースは
かなりゆっくり過ぎるとは思いますが、
これ以上制作機会を失わないための
セーフティーネット化している感もあります。
そして、
今の自分は何を描くのか?という問いを
失わないための唯一の確認方法ともなっています。
絵を描かなくても生きていけるのは、
すでに実証済で、
もしかしたら、描くことをすっぱり手放した方が、
経済的には豊かに暮らしていけると分かっているのですが、
やっぱりこうやって描くことが芯にある日々を取り戻すと、
描かないでいる自分は自分じゃない。
描いてみて初めて、
言いたいことがやっと言えたような、
何にも代えがたい、
満足した気持ちになるのです。
今週は田染の荘小崎の第10回案山子コンクールに
出品するため、案山子づくりをします。
案山子は見たことはあるけれど、
つくったことはありません・・・
今日は完成予想図を描きました。
モナリザの背景が棚田に見えてきたので、
田染荘でスケッチする
ルネサンス期の3人の芸術家
案山子づくりに便乗して、
描きかけのまま停滞している
田染荘の風景画を完成させたいとも思っています。
描いたり、つくったりすること。
想像したことを実現していく過程とその時間は
きらきらしていて、
それ自体が希望なのだと感じます。
だから続けたいのだと思います。
そして、傍らに猫たち。
※庭猫たーちゃんとあまなつさんの連れだったジュニーは割と仲良くなりました。
※秋の夜長を全うできない様子のあまなつさん。
案山子づくりがおわったら、
猫が主人公の灯台のお話を描きます。
もう、ストーリーはできている。
谷内こうたさんの絵本に励まされながら、
実現したいと思います。