蕎麦の力
豊後高田そば道場に通い始めて1年以上が経ちます。
昨年12月にそば打ち認定試験を受けて、
見事、初段取得!!!
年越しそば打ちも2度目となり、
今日は年越しそば以来、2020年に入って初めてのそば打ちに行ってきました。
いつもの生活から少しだけ離れて過ごす、そば打ちの時間。
そば粉の感触、香り、そこに集う人とのそばを介した会話。
年齢も職業も、住んでいる地域も違う、そば道場でしか会わない人たち。
ここでの時間は、普段の生活に対して刺激にはなっても、
全てが無害で心地よい。
なんかいい。
仕事でもなく。
自分だけで楽しむ趣味というわけでもない。
打ったそばを家族に食べてもらう楽しみもあるから、
また、足を延ばしてしまう、
そば道場。
最初は「道場」という言葉の響きに
及び腰な私でしたが、
先生方の雰囲気も柔らかくて、
だけど的確に指導してくださるから気持ちいい。
そば道場は良いところです。
700gの初段に合格しているので、
今日以降は1㎏(2段向け)10人前のそばを打つことができます。
※すでに手打ち直後の午前中のうちに、妹宅へ配達済。
うどんの方が好きという姪っ子と甥っ子に、
お構いなしにそばを届け続ける伯母です・・・
一見、美術とは直接的に関係なさそうなそば打ちですが、
いやいや、手づくりの蕎麦猪口で食べる手打ち蕎麦のお味は格別!
なはず。
さらに、
そばを打っている最中の、
そばの色や香りが変化していく様子や新そばが出回る頃の季節感、
そば打ち道具の魅力、そば打ちの技や姿勢など。
そこには「美しさ」が存在していて、
よくよく考えてみると、とても美術的である。
ずっと湯飲みとして活用していた
マイ蕎麦猪口の頻繁な出番が今後期待されます・・・。
もちろん自作の陶器の蕎麦猪口。
そばが繋いでくれる様々なご縁は、
いい具合に私の日常の刺激と
新しい自分の発見に繋がっています。
午後からのこども美術教室に向かう気持ちにも、
張りが出ていたように思う。
それに、
細く長~くありたい自分にぴったりだ。
一から手習いする初めての習い事でもあるから、
焦らずじっくり構えていこうと思います。
芸は身を助ける。
といいますし。